リウマチ科で働くメリット
リウマチ科では様々な検査を行っていますが、検査にはそれなりの時間がかかります。1日に診察する患者数を増やすのは難しいので、予約制にしているところがほとんどです。そのため、残業なし・定時帰宅が基本です。休みもきちんと取れるので、子育て中の人やプライベートを充実させたい人には大きな魅力でしょう。
給与などの待遇面は職場によって大きく異なりますが、リウマチ科を設置している病院は大きな総合病院であることが多いため、比較的給与は高い傾向にあります。
リウマチは完治が難しいものの命に関わる病気ではないので、急患が運び込まれることはありません。患者さんの状態が急変することもないので、落ち着いた雰囲気の中で仕事ができます。
看護師に求められているものとは
リウマチが進行すると骨が変形してしまいます。外科的な手術をしなければ、もとの状態に近づけることはできません。まずは症状を抑える治療が中心になります。一度発症したら治療と経過観察を続けることになるので、患者さんとは長い付き合いになるでしょう。
リウマチのような自己免疫疾患の病気は治療が難しく、なかなか症状がよくならないこともあります。症状がよくならず落ちこんでしまいそうな患者さんを励ますのも看護師の仕事なので、コミュニケーション能力の高い人が向いています。
体力と精神力も必要
骨が変形して1人でトイレに行けない、寝返りが打ちにくい、など病気によって日常生活に必要な動作ができなくなることがあります。そのような患者さんの介助も看護師の仕事なので、患者さんを動かす腕力や体力も必要です。
また、リウマチの治療は長期に渡るため、順調に進まず治療効果を実感しにくい時もあります。患者さんが前向きになれるように励ましていきますが、共倒れせずに困難な状況を乗り越えるためには看護師にも強い精神力が必要です。
薬について前向きに学ぶ姿勢
薬物療法がリウマチ治療の柱となるため、薬剤に関する知識も必要です。患者さんからどんな薬を飲んでいるのか聞かれることがあるので、その薬がどんな効き目があるのか、どのように作用するのか、など基本的な知識は持っておかなければなりません。
リウマチの薬は数も多く専門性が高いため、薬について積極的に勉強する姿勢がある人はリウマチ科に向いているでしょう。